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職業も、年齢も、違う二人にインタビュー!二人が描く天神の未来とは?

  • 天神ビッグバン
  • 2021.11.30


「天神ビジネスセンター(BC)」が10月に竣工し、いよいよまちの風景が変化し始めた天神。変わりゆく天神が、どのように見えているのか。様々なまちづくりプロジェクトに参加してきた経歴をもつ福岡テンジン大学の岩永真一さん、九州大学共創学部に在学中で、高校生時代からまちづくりに興味を持ち、まちづくりサークルに参画している清原透子さんのお二人に“天神の未来と理想”について語っていただきました。

 

――お二人はそれぞれ、現在どのような活動をされているんでしょう?

岩永:福岡テンジン大学の学長として、また「We Love天神協議会」に参加して、天神のまちづくりのお手伝いをしています。これまでも色んな土地でまちづくりのプロジェクトに参加してきました。13の肩書きを持っていますが、その中でも半分くらいはまちに関わるプロジェクトです。

清原:九州大学共創学部の4年生で、G20の事業の補佐をするなどまちづくりに関わる活動や、LOVEFMで「ケロケロ見聞録」という番組でパーソナリティをしています。

 


——清原さんがまちづくりに興味をもったのはどんな理由からですか?

清原:高校生の時に、「まち」をテーマにした弁論大会があって、そこで“私が市長になったら”というテーマで話をしたら、なんと優勝してしまったんです(笑)。でも、その時に描いていた理想のまちは、今でもそんなに変わっていないです。弁論大会に出場することをきっかけにまちについての興味がわきました。なので、大学サークルもまちの人たちと関わりが持てることをやっています。人と関われる、繋がるということに強い関心があります。

 


——それぞれに、世代も異なり、天神への関わり方も違う視点があると思いますが、「天神ビッグバン」が進んでいる天神をどのように見ていますか?

岩永:厳しい言葉で言えば、建物が変わっていく様子をみていてハード面は進化しているけど、そこに集う人たちはそれについていけているのかな?と思う部分もあります。どちらかというと外側から見ている感じです。でもまちの機能と一緒に、そこに集まる人たちにも豊かな環境が作られるのだろうという期待も大きいです。僕が「福岡テンジン大学」や「We Love天神協議会」に参加しているのは、来る人が楽しいまちづくりをしたいという想いからです。

清原:大学が糸島市なので、私が思っている天神というまちはハブ的な役割をしている。どこかに行く時には必ずここを通る。どこに行くにも必ず通る場所であるというイメージです。ただ「天神ビッグバン」については、そこまで強く意識をしていることはないですが、こんな風にまちが変わっていくんだなという気持ちでみています。私は福岡出身なので、福岡という場所が大好きなんです。これは両親が“福岡ってとてもいいまちだよね”と言い続けているのを聞いて育ったということもありますが、自分が住んでいてもいい所だなと実感しています。

 


——これから変わってゆく天神にどんなコンテンツがあったらうれしいですか?

岩永:まちづくりというのは人が関わってこそできるものだと思っています。これは持論ですが、そのまちを知るために何を一番にやったらいいかというと「掃除」です。ゴミ拾いをしていると、綺麗なまちにしたいという思いがより強くなってきますし、まちの隅々を知ることができます。「We Love天神協議会」でも朝活でゴミ拾いをやりますが、参加してくれた方は自分たちの場所は自分たちで綺麗にしようという気持ちでやってくれていると思います。どんなに大きなビルができても、そこに勤める人がいて、遊びに来る人がいる。例えば、建て変わって現在はなくなった場所でもそこで何かをやったとか、例えばいつも待ち合わせをしていたとかの思い出があると、ずっと記憶にまちが残っていますよね。なので、思い出や体験を得られるコンテンツができるとうれしいですね。

清原:人が集まる場所が好きなんです。カフェやレストランでもいいですし、好きなことを共有できるような場所でもいい。色んな人が集まってわいわい楽しい時間を過ごせる空間ができるといいなと思います。個人的にも人との繋がりを大切にしたいと考えているので、それはまちづくりにも重要なファクターじゃないかと思っています。

 


——お二人とも、キーワードは“人とのコミュニケーション”なんですね。世代も違うのに、そういう共感があるのは素敵ですね。また、天神にはさまざま企業が拠点を持つことも発表されています。働きたいまちということについてはどう思いますか?

岩永:就業できる企業が増えるのはいいことだと思います。大企業が拠点を置くこともそのひとつになりますよね。

清原:私は就職で福岡という場所を客観的に見てみたいという思い、大好きなこのまちを離れてみる決断をしました。リターン就職などをしたい人が多い福岡ですが、もっと業種が増えて色んな仕事ができるまちになってくれたらいいと思います。福岡は、自由なことができる場所だと思いますし、創業をする若者を積極的に応援してくれていますよね。そういうことって、創造にも繋がりますし、新しいチャレンジの道をまちが作ってくれるというのは、リターンしたい理由のひとつにもなると思います。

岩永:そう感じてくれる若い人がいるというのは、いいですね!清原さんが帰ってくる頃にはどんなまちになっているか楽しみですね。僕たちも頑張らないといけないですね(笑)

 


——最後に天神にどういった未来であって欲しいですか?

清原:発展も大切だけど、日本一、世界一の都市とかになって欲しいとかはないです。新しいものを取り入れられる環境が続くといいなと思います。ダイバーシティな都市になって欲しいですね。福岡が好きならおいでよ、来てもらえたらイノベーションできる!

岩永:今は人口が増え、元気がある福岡市。いかに豊かに暮らせるか、生きやすい、住みやすいか。キーワードはダイバーシティですね(笑)。

 

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