若者のファッション・カルチャーの発信地として、天神の中心で44年間営業を続けてきた天神コア。夏になると、屋上ではビアガーデンが開催され、若者のみならずOLやサラリーマンなど幅広い世代にも親しまれました。
閉店の20:00が過ぎ正面入口では、「44年間ありがとうございました」と、原野博仁館長からの挨拶があり、駆け付けた常連客に見守られながら拍手とともにシャッターが下ろされました。
閉店後、館内では閉店セレモニーのライブ配信が行われました。
岩田時計店の岩田社長からは、「岩田時計店は、天神コアの前身である西鉄商店街の時から67年間、時代のトレンドともに変化する天神を見つめてきました。天神コアはどの時代も若い方々にとって憧れのファッションビルであり、天神コアのロゴが輝く広告塔が天神地区のシンボルとして愛されてきたこと、このビルに店舗を構えてこられたことに誇らしい気持ちです。私自身、今でも天神コアがなくなってしまうことを名残惜しく思っております。開業から、沢山のお客様よりご愛顧いただいたこと心より御礼申し上げます。」と感謝の挨拶を述べられました。
そして原野館長からも「天神コアは1976年、西日本鉄道初の都市型ファッションビルとして、ここ天神1丁目にオープンし、時代ごとのトレンドとともに常に変化してきました。今日まで、多くのお客様にご利用いただいていましたが、天神ビッグバンに伴う再開発に向け、天神コアが閉店することとなりました。昨年6月に閉店を発表してからも、多くのお客様や関係者の皆さまから温かいメッセージを頂戴しました。福岡の若者ファッションの起点として世代を超えて多くの皆さまに支えられてきたことを実感し感謝の念で一杯です。44年の長きにわたり皆様にご愛顧いただきましたこと、従業員一同御礼申し上げます。」と感謝の想い伝えセレモニーは終了しました。
閉店を惜しまれつつも、天神ビッグバンの再開発に伴い閉店した天神コア。天神サイトはこれからも、天神ビッグバンが完了する2024年への期待感を胸に、天神の今を伝えていきたいと思います!
2020年04月01日 21:00